翻訳で工夫したこと
日本語版が2012年10月30日に発売される「サイトサーチアナリティクス」。翻訳にあたって工夫した点を紹介します。
1. GAのタグとスクリーンショットを全部最新化
Googleアナリティクスは、しばらく新旧の二つのバージョンを選べる状態でしたが、2012年7月に古いバージョンへのリンクが削除され、新しいバージョンしか利用できなくなりました。そこで、本の中で使われているスクリーンショットを全部作り直しました。
最初は英語の文字の部分にだけ日本語を乗せるというアイデアもありましたが、不自然なので方針を転換。日本語モードでGAにログインし、近い画面を再現してHTML保存し、数字の部分を書き換えてブラウザで開き直してスクリーンショットを保存。さらにPhotoshopで編集、という作業を監訳者ががんばりました。CS 6は一番高いマスターコレクション持ってますから(笑)
2. 脚注を見直し
脚注は本文の補足なので、読み手が持つ事前知識やコンテクストが異なる翻訳版でそのまま同じ脚注を直訳するのは効果的ではないと思い、伝えるべき内容を再検討し、編集や追加、削除を行いました。
3. 索引のキーワードを厳選
英語のオリジナル版は、索引が多めで8ページ分もありました。ここも、脚注と同じように日本向けに最適なものを厳選しました。ひとこと言及されているだけで、そのまわりに説明や役立つ情報がほとんど無いワードは除外してあります。
4. カラーにするページを厳選
オリジナルの英語版は全ページカラーですが、色をつける必要がない図版も多くありました。そのためもあり、39ドルと高めです。日本語版では、カラーにするページを厳選し、お求めやすい2,520円(税込)という価格を実現しました。
以上4点。翻訳では当たり前のことかもしれませんが、翻訳版の出版は初めての体験だったので、改めて書いてみました。
その他の違いについては以下をどうぞ。
新着情報
9/19にSSAセミナー開催
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サイトのリニューアルをやめて、チューニングをしよう
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アナリティクスと解析の違い
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