SiteCatalystでサイト内検索クエリを取得する方法

Adobe SiteCatalystの場合は、カスタムコンバージョン変数にクエリをセットするために、以下の3つの方法が考えられます。

必要な準備

• このページに書かれた方法で、サイト内検索エンジンが利用するパラメータ名を調べておく
• 取得した検索クエリをセットするeVarの番号を決めて、有効化しておく（社内のSiteCatalyst管理者に依頼する）

A. 検索エンジンからJS変数をセットする

サイト内検索のエンジンがHTMLソースを動的に変更できる場合は、以下のようなJavaScript文を出力するなどして、JavaScriptの変数にクエリをセットします。一番確実な方法ですが、開発工数がかかるので、難しい場合は以下のBまたはCの方法を検討します。

s.eVarN = ''検索されたクエリをここへ;

• 「検索されたクエリをここへ」の部分は、実際に検索されたクエリで置き換える
• 改行や「'」を削除するなど、JavaScript文が壊れないように処理が必要

B. JavaScriptでURLパラメータから取得する

最も手軽ですが、HTMLソースの文字コードがUTF-8ではない場合は文字化けします。

1. getQueryParamプラグインをs_code.jsに導入

広告のURLに付与するパラメータをcampaign変数にセットするため、ほとんどの場合は導入済みのはずです。まだの場合は、以下の公式情報を参考に導入します。

参考：Analytics Reference: Plug-ins: getQueryParam （custhelp.comドメインの旧Knowledge Baseは廃止予定なのでこのReferenceが最新情報）

2. s_doPlugins関数の中に以下の行を追加

s.eVarN = s.getQueryParam('q');

• q の部分は事前に調べておいたパラメータ名で置き換える
• eVarのNの部分は事前に有効化したカスタムコンバージョン変数の番号で置き換える

C. JavaScriptでHTMLソースから取得する

HTMLの文字コードがUTF-8ではない場合は、URLからは取得できないので、HTMLソースからクエリをDOMで取得します。

s.eVarN = document.getElementsByName('text')[0].value;

• 記述方法はHTMLの構造によって異なるので、HTMLコーディング担当に相談する必要がある
• eVarのNの部分は事前に有効化したカスタムコンバージョン変数の番号で置き換える